競泳元日本代表招き「ニップン食と水泳教室」 競技に必要な「食」学ぶ

ニップンは2月25日、都内・ミミスイミングクラブ品川で「ニップン 食と水泳教室」を開催し、同クラブに通う小学生ら50人が参加した。

「食と水泳教室」は食育教室と水泳教室で構成。4回目となる今回は競泳元日本代表の宮下純一さんと田中雅美さんを招いて行われた。

食育教室では公認スポーツ栄養士のこばたてるみさんが競技に必要な体づくりをする上で食事の重要性を解説。こばたさんは「体づくりには炭水化物や、炭水化物をエネルギーに変えるビタミンB1、B2を積極的に摂取することが大切」と紹介。

田中さんは「レースの開始時間からスケジュールを逆算して小さめのおにぎりをいくつも用意した。海外遠征には炊飯器を持参したこともあった」という経験談を披露。

宮下さんは「高校時代は炭水化物を摂取するために自身でパスタ200gをゆでて、ナポリタンやミートソースにして食べていた。野菜を摂取できるように遠征にはドレッシングなども持参した」と振り返った。

宮下さんは「同じスピードなのに体の大きさの差で負けるのは悔しい。試合に勝つために食事は大事」と集まった子どもたちに力説。田中さんは「ごはんを食べないだけで普段の練習の努力が無駄になる。バランスよく食べて食事を楽しんでほしい」と呼びかけた。

ニップン広報部の福山幸一郎部長は「食事の重要性を子どもたちや親御さんに知ってもらうために開催している。引き続き食の面から子どもたちの成長をサポートしていきたい」と話した。