日本コカ・コーラは、ナチュラルミネラルウォーターブランド「い・ろ・は・す」の2023年販売実績が過去最高を記録したことを明らかにした。
2月22日取材に応じた日本コカ・コーラの昆洋行マーケティング本部ウォーター事業部部長は「昨年は、天然水・くだものフレーバーウォーターとも2桁成長を記録した」と語る。
2桁成長は、ブランド刷新効果に夏場の猛暑が後押ししたことが要因とみられる。
「い・ろ・は・す」は昨年、“ごくごく自然に未来を変える水”をブランドテーマに掲げ14年ぶりにブランドテーマを刷新。“無理なく気軽に簡単に継続的にできる” サスティナビリティのアクションとのセットでコミュニケーションを展開している。
昨年、特に手応えのあった施策としては、岡崎体育さんらを起用した一般参加型キャンペーン「みんなでつくる い・ろ・は・す の歌」を挙げる。
「『い・ろ・は・す』のボトルを楽しく歌いながらたたむというアクションがサスティナビリティにつながることを伝えるべく、一般消費者に参加を呼びかけた。集められた投稿映像をまとめた『みんなでつくる い・ろ・は・す の歌』キャンペーン完成版CMを放映したところ、物凄く反応がよかった」と振り返る。
「い・ろ・は・す」の購買層は、特に世代に偏りはなく全年代に飲まれる傾向にある。近年は、既存の購買層に純増して若年層が流入しているという。
「い・ろ・は・す天然水」の活性化に連動して「い・ろ・は・す」くだものフレーバーウォーターも上昇基調にあるという。