キリンビバレッジの「ファイア ワンデイ」シリーズが好調となっている。
同シリーズの2023年販売実績は、「ブラック」「ラテ微糖」の成長に加え、昨春投入した「砂糖不使用ラテ」が純増し前年比2桁増を記録した。
導入店舗での好調な販売実績をもとに商談に臨み配荷拡大につなげてきたことが主な好調要因。
1月25日、取材に応じた諸橋桜子マーケティング部ブランド担当主任は「『ブラック』と『ラテ微糖』は1店舗当たりで手に取られる本数がとても多い。大容量ということと、おいしさが評価されて、じわりと回転が上がっている。そこに着目して商談することで、23年は配荷率を物凄く上がり間口(飲用者層)も拡大した」と振り返る。
コミュニケーション戦略も奏功。
昨年4月から「直火仕上げのコーヒーは、香り高くおいしい。」をキーメッセージとしたコミュニケーションを展開。
TVCMには俳優の長谷川博己さんを起用し、これまでの大容量・コスパという戦いから、おいしさと品質感をアピールする戦略へと転換したところ「お客様のご評価は物凄く良いと思っている」という。