ハウス食品グループ本社は2月からインドネシアで家庭用カレールウ製品「ササハウス カリジュパン」の販売を開始した。風味は「オリジナル」とインドネシア語でスパイシーを意味する「プダス」の2種類、内容量は20g(1~2皿分)、40g(3~4皿分)、80g(6~8皿分)の3種類で、全6アイテム。現地企業と2022年11月に設立した合弁会社「ササハウスフーズインドネシア社」を通じて販売する。
「ササハウス カリジュパン」はインドネシア語で「日本のカレー」を意味する製品。メーンターゲットは拡大する中間層。忙しい毎日を送る調理者に対し、より簡単、より早い、失敗しない「オールインワンルウ」という新しい形態のメニュー調味料を提案し、新市場創造を目指す。
日本式カレーのベネフィットとして、家族みんなが食べられるマイルドなおいしさで、肉や野菜、ごはんをバランスよく食べられる「ワンプレート栄養食」であることを訴求。SNSや店頭で発信する。製品紹介動画では、朝忙しい母親にとって短時間調理で子どもや家族の朝の栄養摂取をサポートできるメニュー調味料であることを描いた。
うまみのある濃厚なカレーソースで、日本のカレーのようなとろみがあることが特徴。甘味が少ない現地の米で一皿をおいしく食べられるように、甘味やうまみのバランスを工夫した。外袋に直接固形のルウカレーが入っていることも特徴。プラスチックトレーを使用しない環境に配慮した新しい包装形態にした。
20g製品の店頭想定価格は3千インドネシアルピア(日本円で約30円)で、手に取りやすい価格を実現した。20g製品は主に伝統小売市場での販売を、40g製品(想定小売価格9千500インドネシアルピア)と80g製品(同1万7千インドネシアルピア)は主に近代小売市場での販売を想定している。