加工食品冷凍食品キンレイ 冷凍焼そば“定番...

キンレイ 冷凍焼そば“定番味”を開拓 春夏新商品

キンレイは2月19日に春夏新商品として冷凍焼そば2品を発売する。現状はまだ市場構成比が小さい“定番味”の深掘りを狙い、もっちり食感の太麺を使った「ソース焼そば」と「うま塩焼そば」を開発、年間100万食の販売を目指す。このほど開いた発表会に白潟昌彦社長らが出席し、商品の概要ほか今期の業績進捗、新工場の計画などを語った。

新商品はスパイシー感のある「ソース焼そば」(270g)とにんにくなどを利かせた「うま塩焼そば」(273g)で、電子レンジで温めるだけで完成する汁なし麺シリーズ。もっちりした食感の太麺は食べ応え抜群で、具材も野菜や豚肉など豊富な種類を楽しめる。

商品本部商品部商品企画チームの武知奈菜氏は「販売額ベースでみると、冷凍焼そばの市場規模はチルド焼そばの約4分の1、カップ焼そばの約6分の1にとどまる。とはいえ、冷凍焼そばのマーケットは21~22年度にかけて31%増と成長著しく、さらなる拡大の余地は大きい」と開発背景を説明。

また「冷凍焼そば市場では一般的な定番味であるソース味・塩味のシェアが2割強と少なく、あんかけなど中華タイプが7割を占める」との市場分析から、フレーバーは差別化を図りやすいソース味・塩味に決定した。店頭売価は税抜248円を想定し、年間各50万食、計100万食の販売を目指す。春夏新商品では「麺屋はなび台湾まぜそば」のリニューアルも行った。

白潟昌彦社長(キンレイ)
白潟昌彦社長(キンレイ)

一方、白潟社長が今3月期業績の進捗を説明。同社は食品事業の23年度売上目標を前年比4%増(156億円。うち量販67億円、コンビニ47億円、生協36億円、業務用その他7億円)としているが、4~1月は販売チャネル別で量販、生協、業務用その他がそれぞれ4~6%増。コンビニは取扱商品が減少した一部大手を除き二ケタ増となっている。

通期の見通しは「売上は前年をクリアできる見込み。昨年9月に実質2回目となる主力商品の値上げを実施したことで、利益も昨年並みを確保できそうだ」と話した。

3月下旬には、三重県で新たに亀山工場が稼働する。コロナ禍以降、内食需要の高まりで「お水がいらない」シリーズなどの売上が急激に伸長したが、21年に生産キャパシティの上限に達して以降はタイトな製品供給を余儀なくされていた。

新工場では既存商品の供給力強化を優先し、来年度の生産目標は年間10億円分を計画、生産不足の解消を図る。3~4年後には第二期増産設備の稼働も予定している。

カナエ モノマテリアルパッケージ

関連記事

インタビュー特集

ごま・きな粉の真誠 冨田博之社長 新領域への挑戦果敢に 「おつまみ」で新たな売場開拓

ごま・きな粉の真誠(愛知県北名古屋市)の25年12月期連結売上高は104億6100万円となった。前年をやや割り込んだものの、価格改定や相場変動で一部原料ごまの価格が軟化したことなどから粗利が改善、営業増益とした。

生産現場が潤う農業を 安定供給と安定価格実現 アムハイドロ・パシフィック ポール・マイルズ社長

気候変動や耕作地の減少、後継者不足など農業が抱える課題は多い。農作物を扱う流通・小売業にとっても、天候に左右されやすい不安定な供給量とそれに合わせた価格の変動など、問題点はいくつも挙げられる。

“お米の新たな発酵食品” 代替肉CoMeat®需要創出に挑む 跡部季子取締役

プロテインクライシスが叫ばれる昨今、キノコなど糸状菌から作られる代替肉(マイコプロテイン)が注目を集めている。2021年設立のアグロルーデンス(佐賀清崇社長)は、お米と麹で作った新たな発酵食品CoMeat®を展開。

Mizkan フルーティス刷新(後編) 「新・果実体験」を提供 リフレッシュしたい時に

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。家庭用では業務用で人気の「シャインマスカット」「あまおう」「白桃」を、家庭用・業務用の双方で「ざくろ」を新発売した。

Mizkanフルーティス刷新(前編) 果実のおいしさが主役の新製法 マーケティング本部 田中菜々美氏に聞く

Mizkan(以下ミツカン)は今春、食酢飲料「フルーティス」ブランドをリニューアルした。