ニチレイは、グループ各社の社員食堂で持続可能な水産物(サステナブル・シーフード)を使った「MSCあさり薬膳カレー」や「ASCガーリックシュリンプカレー」などのメニューを提供した。
昨年7月から直近まで延べ14回実施。今後も継続する方針で、社員からは「社員食堂のメニューで自社のMSC認証のあさりやASC認証のえびをより身近に感じ、そして知ることができた」「持続可能な水産物を次世代につなげることの大切さを知るきっかけになった」などの好意的な感想が聞かれている。
同社は「ニチレイグループ持続可能な水産物調達ガイドライン」を制定。これに準じた水産物調達率のうち、2030年までにMSC・ASC認証品などグローバル水産物認証品比率を50%(22年度19%)まで引き上げる目標を掲げている。
今回のサステナブル・シーフードを使ったメニューの提供は、ステークホルダーである社員に取り組みの周知・浸透を図ることを目的に行った。23年度は東京・大阪の事業所ほか、技術開発センター(千葉)、ニチレイフーズ船橋工場(同)など関東の拠点を中心にスタートしたが、24年度はさらに実施拠点を増やす方針。
同社は「社員がサステナビリティに対する意識を高め、持続可能な水産物を次世代につなげる大切さを知る機会になれば」としている。