5 C
Tokyo
3.9 C
Osaka
2026 / 02 / 12 木曜日
ログイン
English
飲料嗜好飲料ネスレ紙パッケージで水引のアクセサリー アップサイクル素材特有の素朴な色味が特徴

ネスレ紙パッケージで水引のアクセサリー アップサイクル素材特有の素朴な色味が特徴

 ネスレ日本製品の紙パッケージを原料にアップサイクルで作られた水引の創作アクセサリーが1月31日発売された。

 一般社団法人アップサイクルによる「TSUMUGI」プロジェクトの一環で、アップサイクルの活動の啓発が目的。ケント・チャップマン社が展開する「東京水引」とのコラボレーションとなる。

 1月30日、取材に応じた一般社団法人アップサイクルの瀧井和篤事務局長(ネスレ日本マーケティング&コミュニケーションズ本部アカウントディレクター)は「使用後の紙資源や間伐材で作る紙糸『TSUMUGI』の作り方が、水引の作り方と同じことがわかりコラボに至った」と語る。

 開発には試行錯誤を重ね構想から2年を要した。

 アップサイクル水引は、ネスレ製品の紙パッケージと六甲山の手入れで発生する間伐材を原料とする和紙を細く裂き、紙撚り(こより)状にして開発された。

 「水引としての強度を担保するため、和紙の厚みや裂く幅を細かく調整するのが大変だった」と振り返る。

 今回のコラボ製品は、ケント・チャップマン社に所属する作家の中村江美氏が手作業で作っている。

 中村江美氏は「水引はご祝儀袋などで使われ、人と人をつなげる”結び”という意味がある。資源を循環させていくアップサイクルと、意味合い的にも合っている」と説明する。

一般社団法人アップサイクルの瀧井和篤事務局長(左)と作家の中村江美氏
一般社団法人アップサイクルの瀧井和篤事務局長(左)と作家の中村江美氏

 ケント・チャップマン社の中村真太郎代表取締役は「昔、水引は和紙から作られていたが、現代の水引は紙パルプを原料にしており、和紙で作る水引はほとんどなくなっている。今回の取り組みは、水引を本来の姿に戻すアプローチとも捉えられる」と述べる。

 同コラボでは、アップサイクル水引を使ったイヤリングやピンバッジなどが販売される。販売箇所は、「TOKYO MIZUHIKI」、「クラフト&テロワージュ」の実店舗2箇所とECサイト。ネスレ日本が行うキャンペーンなどにも活用される可能性もあるという。

 中村江美氏は「アップサイクル水引は、白すぎず温かみのある素朴な色。この色味を活かしながら、アップサイクルに関心が無かった方も手に取りたくなる、目に留まりやすいデザインにした。ピンバッジなど、性別を問わず日常に取り入れやすいアイテムも取り揃える。今回のコラボをきっかけに、水引がさらに広まってほしい」と期待を寄せる。

 ネスレ日本製品の紙パッケージの回収場所は、流通と協力しながら増えており、期間限定の設置から常設になったところも多いという。今後もパートナーを増やしながら拡大を目指す。

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。