自販機で白湯が売れている 早朝ニーズ・カフェインレス・ペットボトルカイロのキーワード浮上 JR東日本クロスステーション

 23年10月からJR 東日本のエキナカにある「アキュア」の自販機などで発売しているJR東日本クロスステーションの「From AQUA 白湯」が売れている。

 同社が販売動向を分析し、早朝ニーズ・カフェインレス・ペットボトルカイロといったキーワードが浮上したことを明らかにした。

 「From AQUA 白湯」は、健康志向の高まりに伴い伸長するミネラルウォーターカテゴリーに注目して開発されたもの。

 購入時間帯別構成比では、朝4時~6時の早朝の構成率がコールド・一部常温販売の「From AQUA」と比較して高くなっている。

 同社は「“白湯は朝起きた後に家で飲むもの”というイメージにより、本当に売れるのかという懸念もあったが、杞憂に終わった。エキナカでは、早朝時間帯に気温が低いこともあり、寒いホームで暖をとるペットボトルカイロとしてのニーズもある」とみている。

 他のホット飲料もある中で選ばれる理由としては、カフェインレスを挙げる。

 加えて「あくまで推察だが、コロナ禍のマスク生活を機に歯の矯正を始められた方もいたと聞き、歯の着色汚れの心配がないという理由で選ばれている可能性もある」との見方を示す。

 当初は3月末まで販売予定だったが、想定を上回る販売好調で前倒しで販売終了する見込みとなっている。