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2025 / 11 / 03 月曜日
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逆光線(コラム)恵方巻を丸かぶり
〈持続可能性追求するアイルランドの食料生産〉シーフード編①大西洋の自然が育む恵み 海洋資源の保護に重点

恵方巻を丸かぶり

2月3日の節分に向けて恵方巻の予約商戦が佳境を迎えている。スーパー、百貨店、コンビニ、ドラッグストアなど様々な業態が参戦しているが、顧客の取り込みを図ることに加え、恵方巻の作りすぎを防ぎ、廃棄を極力減らす狙いがあるため、各社とも力を入れてきた。近年は事前予約をする消費者も増えており、多くの小売などで予約期間は23年12月からと前倒してスタートしている。

▼そもそも恵方巻は江戸時代から明治時代に、商売繁盛や節分を祝うために1本を丸ごと食べる習慣があり今も続いている。今年の恵方は「東北東」だが、恵方とは、陰陽道でその年の福徳を司る「歳徳神」がいる方角で、この方角に向かって物事を行えば何事も成就すると考えられている。

▼節分の日には、恵方巻以外にも鬼が苦手としているイワシや、信州地方や出雲地方では現在も節分そばを食べる習慣がある。四国地方では、体内の悪いものを取り除くとしてコンニャクが食べられており、砂おろしなどと呼ばれているそうだ。

▼今年は年明けの災害に加え、個人としても新年早々に身内の不幸があったため、しっかりと恵方を向いて恵方巻を丸かぶりしようと思っている。

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