ロッテは24年3月1日以降、市販用菓子57品、アイスクリーム9品、自販機専用アイスクリーム9品を価格改定(容量変更含む)する。
エネルギーコスト上昇に伴う物流費高騰や人手不足による人件費上昇、原材料・包装資材の価格高騰による製造・物流コスト上昇などが要因。
市販用菓子57品のうち51品は24年3月1日出荷分から、6品は3月と4月発売分から実施。対象のガムやキャンディ、ビスケットを出荷価格に対し2.1~35.1%引き上げるほか、ガム4品は容量を2~7%減らす。価格改定と容量変更いずれも対象の「小梅」(袋)は容量を現行の68gから60gに減らす。
市販用アイスと自販機専用アイスは3月1日出荷分から実施。市販用アイスの対象は「BIGスイカバー」「レディーボーデン ミニカップ バニラ」などで、出荷価格で8.6~11%引き上げる。
自販機専用は「モナ王バニラ」「レディーボーデン アーモンドチョコレートバー」などが対象で、出荷価格で5.4~13%引き上げる。
同社はこれまで品質を維持しながら合理化・効率化によるコストアップ吸収に努めてきたが、企業努力によるコスト上昇の吸収がより一層困難な状況となっていることから価格改定を決めた。