今、おにぎりがブームだ。国内では物価高の中、腹持ちがよく、具材の選択肢が豊富なおにぎりは消費者にコスパがよいと見られている。首都圏では専門店が急増中で、多様なトッピングや見栄えにこだわった進化系のおにぎりも登場している。
▼海外では安価で手軽に日本らしさを味わえると人気。ヘルシーなコメを手軽に食べられる食品として話題だ。ご飯を握る必要がないおにぎらずが登場し、インスタ映えする彩りのよさと、サンドイッチ感覚で食べられる手軽さで人気に火がついた。
▼持ち運びがしやすい和食でもあり、ピザやサンドイッチ、ケバブがテイクアウトで人気の欧州では、新たなテイクアウトメニューとして脚光を浴びている。欧米に進出した日本の某チェーンの店舗では連日ランチ時、夕食前に行列ができるという。
▼ブーム到来により定番具材の漬物や佃煮の需要増も期待される。漬物を使った“悪魔のおにぎり”を紹介しよう。ご飯に刻んだ沢庵と韓国のりを入れ、ごま油、塩を加えて混ぜ合わせる。これを握るだけ。市販の刻み沢庵を使えば手軽に作れる。