日清食品ホールディングスの子会社であるブラジル日清は、約10億5千100万レアル(約315億円)を投じてブラジルのパラナ州ポンタグロッサ市に新工場を建設する。24年6月に着工し、26年3月に稼働予定。拡大する同国の即席麺需要に対応するとともに、輸出用製品の生産強化や即席麺以外のカテゴリーも含めた製品ラインアップを拡充する。
新工場はサンパウロ州イビウナ工場(1981年)、ペルナンブーコ州グロリアドゴイタ工場(2012年)に次ぐ3番目の生産拠点。ブラジル日清は同国の即席麺市場でシェア約7割と圧倒的な強さを誇る。売上№1の袋麺「Nissin Lamen」をはじめ、カップ麺「CUP NOODLES」「NISSIN YAKISSOBA U.F.O.」など高品質な製品を広く供給する。
既存2工場(イビウナ工場、グロリアドゴイタ工場)との連携によって生産・配送効率を高め、ブラジル全土への安定的な供給体制を構築する。
〈新工場の概要〉名称=ブラジル日清ポンタグロッサ工場(仮称)▽所在地=Rodovia PR-151,km 164+578, 61 metros, sentido Ponta Grossa-Castro ▽稼働開始時期=26年3月予定▽生産品目=袋麺、カップ麺▽敷地面積=41万3千223㎡▽工場延床面積=6万8千236㎡▽投資金額=約10億5千1百万ドル(約315億円)。