地域名産品を越境ECで インアゴーラとJALが提携 販売機会の創出とインバウンド集客を推進

日本商品の越境ECを手がけるインアゴーラは、このほど日本航空(JAL)と業務提携を締結、主に中国の消費者向けに食品や酒類など国内名産品の販売拡大を図る。両者は「モノ消費・コト消費をシームレスに統合し、販売機会の創出やインバウンド集客を推進、地域経済活性化につなげたい」としている。

12月1日、インアゴーラが運営する日本商品特化型の越境ECプラットフォーム「豌豆(ワンドウ)」のアプリ内に、JALが厳選した日本各地の商品を並べたアンテナショップ「日本航空優選」をオープンした。第1弾でJALの既存サービスで取り扱いがあった40社の商品から販売開始する。主な商品は、独自製法で醸造した高級デザートワインのはこだてわいん「キャンベルアーリーしばれづくり」、モンドセレクションで金賞受賞歴がある川島酒造「松の花 大吟醸藤樹 720㎖」、徳島産のやまもも果汁と麦焼酎をミックスした日新酒類「やまもも姫 500㎖」など。

連携施策としては

①JAL便の機内で豌豆アプリのダウンロード促進
②豌豆アプリでJALや地域の情報発信
③日本滞在時に豌豆アプリの「免税モード」で免税品の購入可能
④インアゴーラが得意とするライブコマースを使って特産品の情報発信

――などを行う。

インアゴーラは「JALとの業務提携を機に、中国のみにとどまらず、東南アジア・北米・中東など世界各国を対象に地域産品の販売や訪日の機会創出を図っていきたい」。