ブルドックソースは2024年1月からTATEBAYASHIクリエイションセンター(群馬県館林市)を本格始動させる。生産だけでなく商品に関わる機能を集約し、価値を生み出す拠点と位置付け、館林工場から名称変更した。新しい発想、新しい価値で世界の「Sauce」を創造することを目指す。
ブルドックグループは企業価値を最大化させる戦略投資計画として館林、鳩ケ谷(埼玉県川口市)、西宮(兵庫県西宮市)の3工場体制から館林、西宮の2工場体制への移行を柱とする生産体制の再構築を進めている。9月に鳩ケ谷工場での生産を終了し、順次、館林工場から改称したTATEBAYASHIクリエイションセンターへの設備導入を進めており、同センターは12月に完工し、24年1月から本格始動する予定となっている。
TATEBAYASHIクリエイションセンターでは、ブルドックグループが100年先も持続可能な商品を提供できるように研究開発、生産、品質保証、物流の4つの部門が連携し価値を創造していく予定。新体制への移行により原材料や副資材の共通化、外注の内製検討、配送システムの変更、製造管理システムの導入などの課題解決に取り組み、生産量の増大、生産性の向上を目指していく。
同センターではSauceの知識・情報を発信する工場見学施設を併設し、4月以降一般公開する予定だ。できたてのおいしさが楽しめる社員食堂「BULL・CAFE」もオープン。さらに、環境配慮設計として3月に年間想定使用電力量の約10%をまかなえる太陽光パネルを設置する予定だ。