ギンビスは今年、「しみチョココーン」ブランド発売20周年を機に発信を強化している。
9月に、苺の旬を先取りして新フレーバー「いちご味」を期間限定発売。
11月には、“ひと巻きロールケーキ”で知られる「堂島ロール」のモンシェールとコラボして「堂島ロール風味」を期間限定発売する。
コラボの経緯について、10月17日取材に応じた営業本部広報担当の吉村萌子さんは「両社のお菓子に対する想いが合致したことに加えて、モンシェール様が今年11月に設立20周年を迎えることから、お互いの“発売20周年”を記念して発売する」と説明する。
「しみチョココーン全粒粉」のチョコスナックの星形がやや丸みを帯びているのに対し、「堂島ロール風味」はオリジナル形状のコーンパフでチョコの含浸率を高めたものとなる。
「『しみチョココーン全粒粉』はお子様や若年層に人気がある商品にはなるが、少し年齢が高い大人の方や女性にも召し上がっていただきたく、少しプレミアムな商品として発売していく」という。
中学生から高校生に向けては、国立天文台監修とビクセン(総合光学機器メーカー)から協力を得て5月から7月にかけて「しみチョココーン」の星形にまつわる「星や宙にまつわる自由研究のアイデアプレゼント」キャンペーンを実施した。
これはInternational(国際性)・Independent(独自性)・Instractive(教育性)――の3つIからなるギンビスの経営方針のひとつの教育性と絡めて、夏の自由研究に使えるオンライン講義受講券のプレゼントキャンペーンとともに、天文の知識をパッケージから情報発信した取り組みとなる。
「心に残る体験や感動と“食べる×星と宙を見る”を夏の思い出にしていただきたいと思い今回の企画にいたった」と振り返る。
「しみチョココーン」ブランドの販売動向は右肩上がりに成長し「今年は好調で配荷も拡大している」と述べる。全アイテムが好調で「しみチョココーン全粒粉」の5Pと4連が牽引役となっている。