逆光線(コラム)荒れるネット広告
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荒れるネット広告

ふと気になりTVと動画配信の利用率を調べた。民放連研究所の調査では、TVの利用率が87%、動画配信82%、YouTube74%で、男女とも10、20代ではYouTubeがTVを上回った。視聴時間はTVの勝ちだが、TVをBGMに手元でYouTubeを視聴する猛者もいる。

▼広告費はネットがトップ。21年にマス媒体を抜いた。ネット広告は出稿量増加に伴って表現が過激になり、もはや無法地帯。膨大な量が自動表示される構造のため掲載側の事前確認は困難だという。行政の監視指導も追いつかない。

▼ある機能性表示食品の動画広告は驚きの連続だった。「脂肪が溶ける」「いくら食べても痩せる」に加え「消費者庁が立ち会った」「国が認めた」「薬事法上(ママ)、健康食品には入れられない成分」など不当表示のオンパレードだ。

▼SNSを介した買い物は便利だし、通販サイトの検索も楽しい。広告も大半の出稿主は健全で、一部が悪目立ちしている。「インターネットは獣道」。規制強化は必要だが、国や業界にはさらなるリテラシー啓発もお願いしたい。

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