フルタ製菓「セコイヤチョコレート」大刷新 名実ともなう看板商品化へ初のフルリニューアル 「ホワイト」出足好調

 フルタ製菓は「セコイヤチョコレート」を大刷新して9月11日に発売開始した。

 同商品は、世界有数の大木の名称「セコイヤ」から着想を得て開発されたもので、セコイヤの厚い樹脂模様をイメージしてチョコの表面には凸凹が施されている。

 1976年の発売開始以来、フレーバー変更などのリニューアルは数回実施されたが、中身まで踏み込んだフルリニューアルは今回が初めてとなる。

 従来のチョコとウェーハースを組み合わせた中身から、チョコに焙煎されたアーモンドとパフを使用した中身に変更して、食感を軽くしたのが大きな変更点。

 11月2日取材に応じた乾重一営業本部顧問は「『セコイヤチョコレート』は知名度が高いものの売上貢献度はさほど高くなかった。今回、大きくテコ入れして名実ともに売り出して看板商品にしていきたい」と意欲をのぞかせる。

 パッケージもシンプルでわかりやすい高級感のあるデザインを志向して磨きをかけた。

 「セコイヤチョコレートミルク」と「セコイヤチョコレートホワイト」の2品を取り揃え、初動としては「ホワイト」が出足好調となっている。

 今後は様々な販促施策を用意し来春や来秋の棚替えのタイミングで導入拡大を図っていく。