イオンのブラックフライデー EC売上げ4倍目指し予約スタート

イオンリテールは11月17日から26日までの10日間、「イオンブラックフライデー」を実施する。これに先立って11月2日から12日まで、イオンネットスーパーで「ご予約販売会」がスタートした。東海エリアを管轄する東海カンパニーでは、前年の110%の売上を目指し、商品は前年の1.4倍1千960品目に上る。また年々利用者が増えているECサイトでは昨年の3倍の商品を用意。ECの売上は昨年の4倍を目指している。

ブラックフライデーは近年、年間で最も人気の企画になっており、東海エリアでは毎年二ケタ以上の成長を続けている。また、ECの利用も年々増加しており、特に東海エリアは、ほかのエリアに比べECサイトの活用率が高い。

さらに、東海エリア限定の予約商品は昨年の1.2倍150品目を揃えた。旬の野菜では、JAあいち経済連による「おすすめ旬野菜ボックス」を数量限定で販売。松阪牛や飛騨牛、仙台牛など全国有名銘柄牛の9千800円均一商品をはじめ、伊勢真鯛、伊勢えび、金目鯛などの鮮魚も豊富に揃えている。一方で、「鍋野菜本体98円均一」などお値打ちな商品もあり、全1千960品目で通常価格から最大半額のお得な商品も複数販売する。

17日からのイベントでは、買い物アプリ登録とレシートの提示で粗品がもらえる企画を用意。19日には地元の敷島製パンとコラボした「ブラックチョコバニラサンドロール」をプレゼントする。

東海カンパニーの井上良和デジタル・営業推進部長は「アフターコロナによる旅行などハレの日の需要が高まる中、ライフスタイルに合致したメリハリ消費が拡大。生活防衛意識の高まりもあるため、『こだわり・あこがれ』『コスパ』の二つのテーマで幅広い年代が楽しめる商品を用意した」と話している。