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農水畜産業野菜NZから旬の便り アボカド「アバンザ」今年も発売 3人がオリジナルレシピ披露
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NZから旬の便り アボカド「アバンザ」今年も発売 3人がオリジナルレシピ披露

20世紀初めに南米からニュージーランドにもたらされたアボカド。今では同国産青果の中でも輸出量3位を占める重要な農産物だ。

このうち65%を取り扱う最大手アバンザリミテッドでは、厳選された高品質なアボカド「アバンザ」を05年から日本向けに供給している。今年も旬の時季を迎え、10月中旬~12月の期間限定で発売。販売を担う青果の総合流通企業ファーマインドが、自社の青果センターで独自ノウハウによる追熟加工を施した最高の状態のアボカドを店頭に届ける。

今シーズンはモデルの結城アンナさん、料理家の井澤由美子さん、ミシュラン二つ星店シェフの入江誠さんを起用し、オリジナルレシピとクッキング動画を公式WEBページで紹介している。

(左から)結城アンナさん、入江誠シェフ、井澤由美子さん
(左から)結城アンナさん、入江誠シェフ、井澤由美子さん

10月24日には、3人を迎えたクッキングショーを開催。アボカドを青りんごや蓮根、鶏肉などと合わせたサラダ、薄くスライスしたアボカドをトーストに載せたタルティーヌ、ミキサーにかけたアボカドとバナナをミント風味に仕上げてカカオニブを散らした「チョコミントナイスクリーム」など、それぞれの個性あふれるオリジナルレシピの調理実演を披露した。

入江シェフによれば「きめ細やかでねっとりとした食感は絹ごし豆腐のよう。味が濃いけどくどくなく、さっぱりと食べられるのがアバンザの良さ」だといい、日ごろから愛用していると話す。

ここ数年NZ産アボカドの対日輸出は減少傾向にあったものの、今シーズンは20年以降で最大の輸出量となる見込み。アバンザでは日本を重要市場と位置付け、今シーズンは対日輸出量の66%を占める約6・7万トレーの出荷を計画する。SNSによるクイズキャンペーンも実施中だ。

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