日本で唯一の通販・宅配食品に特化した展示商談会「通販食品展示商談会」が10月24日(火)、25日(水)の両日、東京・有楽町の東京交通会館で開かれる(一部既報)。今回で13回目を迎える同商談会は、食品産業センター、日本スーパーマーケット協会、日本通信販売協会、食品新聞社で構成する「通販食品展示商談会」実行委員会が主催し、農水省や経産省などの行政組織や多くの食品関係団体も後援している。
日本全国のご当地食品やギフトなど農・水産物商品、瓶・缶詰、飲料、レトルト食品、スイーツ、デザート、サプリメントなどが一堂に紹介されるが、今回は健康食品や水産物・水産加工品の展示が多いのが特徴だ。しかも他の展示会では見られない新製品が35%も占めていることも魅力になっている。
一方、通販が拡大する中で、「物流の2024年問題」は喫緊の課題であり、通販食品展示商談会において解決への糸口が示される可能性もありそうだ。現在、通販バイヤーが抱える課題は
①2024年問題(物流トラック運転手の時間外労働への制限)
②環境負荷の低減(運送によるCO2削減、再配達削減など)
③送料負担
――の3つと言われ、とりわけドライバー不足により4分の1の荷物が運べなくなると言われている「2024年問題」は深刻。そのため通販物流に物流代行サービスという新たなビジネスも浮上しており、来場者の関心を集めそうだ。