三栄源エフ・エフ・アイは、食材を加熱した時の複雑な風味を再現できる調味料「サングリル」シリーズを上市した。加工食品重量に対して0.1~1.0%(推奨量)を添加すると、調理肉の旨味や脂の甘味を付与できる。エキス形状。
糖とアミノ酸、油脂などを高温高圧下で加熱する独自技術により、少量で付与することに成功。この技術を生かして「焼いた風味」「ボイルした炊き出し風味」「油脂の甘い風味」などの特徴の調味料をパーツとして調整し、組み合わせることにより複雑な調理感や油脂感を再現した。ハンバーグやカレー、中華総菜、鍋つゆ、ラーメンスープなどの加工食品において、製造工程を変えることなく短時間で、本格的な商品設計が可能になる。
シリーズの一つ「サングリル 和牛テイスト4164E」は、フライパンで焼成した国産牛肉の風味をベンチマークに開発しており、脂肪リッチな油脂の風味と肉を焼いた香ばしい風味を再現した。このため例えば、海外産牛肉パテに同製品を添加した場合、香りのバランスを国産牛肉のパテに近づけることができる。