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加工食品缶詰・瓶詰・レトルト食品はごろもフーズ 10月10日は缶詰の日

はごろもフーズ 10月10日は缶詰の日

普段の食卓から非常時にも 「シーチキン」の魅力と活用方法

はごろもフーズは10月10日の「缶詰の日」にあわせ、缶詰の魅力を伝えるセミナーを都内で開催した。第1部では、42年ぶりの「シーチキン」の新たな魚種とし、ぶりを使用した「シーチキンEvery」の開発秘話や、魚の種類や形態・調味によって異なる「シーチキン」の奥深さを紹介。第2部では、防災食アドバイザーの今泉マユ子先生を講師に迎え、「シーチキンの魅力と活用方法」のテーマで調理デモを交えながら説明した。

今年で発売65周年 ロングセラー商品の秘話

普段、何気なく食べられている「シーチキン」だが、同社によると、「シーチキン」とは、「まぐろ・かつお等の魚を油漬け等に加工した食品」と定義づけている。「シーチキン」の誕生は、1931年。当時、清水港に大量に水揚げされていた、びんながまぐろを有効活用するため、ツナ缶詰(油漬)に加工して、米国に輸出していたことが始まりという。

その後、輸出向けが中心だったツナ缶を日本市場でも広げていこうと、日本人に食べてもらえるような製品名として、1958年に「シーチキン」を商標登録。当時、国内で販売されている缶詰に製品名(ブランド)を付けたのは初めてだったという。

1976年には、「シーチキン」初のテレビCMを開始。当時、缶詰はそのまま食べることが当たり前だったが、はごろもフーズは「シーチキン」を料理の素材としてメニュー提案型のCMを放映。社運をかけたチャレンジだったが、「そのまま食べても、お料理にも使えるシーチキン」のCMは消費者の話題となり、日本人の食卓にツナ缶が定着するきっかけとなった。その後も「シーチキン」は、さまざまなメニューに使える缶詰として販売を伸ばし、メニュー提案型のCMや販売訴求は、同社のDNAとして受け継がれている。(写真下記事続く)

シーチキンの歴史

知っていますか?「シーチキン」の種類 魚種×形状×調味液、ラインナップは約40種類

シーチキンの原材料(魚種)には、びんながまぐろ(製品名:シーチキン)、きはだまぐろ(シーチキンL)、かつお(シーチキンマイルド)が使われている。今夏には42年ぶりの新たな仲間として、ぶりを使用した「シーチキンEvery(エブリ)」が新たに加わった。

「シーチキン」のラインアップは、家庭用製品だけで缶詰25種類、パウチ14種類の計39種類。原材料はびんながまぐろ、きはだまぐろ、かつお、ぶりの4種類、ツナの形状はソリッド(ほぐさずにそのまま)、チャンク(大き目にほぐしたもの)、フレーク(細かくほぐしたもの)の3種類、さらに油漬け、油入り水煮、水煮、オイル不使用など4種類の調味液があり、魚種×形状×調味液によって、それぞれの製品に特長があり、メニューによって使い分けできるようになっている。

例えば、びんながまぐろは白い肉質でやわらかく、まぐろ缶詰の最高級原料ともいわれ、「シーチキンファンシー」は昔からのファンも多い製品。きはだまぐろ・かつおは、ツナ缶詰で広く使われている原料で、きはだは黄色みを帯びた肉質で、柔らかく旨味があることが特長。かつおの肉質は赤身で柔らかく、強い旨味が特長だ。ツナの形状では、ソリッド・チャンクは、大き目の塊肉で、味噌汁や鍋に入れても楽しめる。定番のフレークは、サラダなど幅広い料理に使われている。(写真下記事続く)

シーチキンの種類

42年ぶりに新たな仲間 ぶりを使用した「シーチキンEvery(エブリ)」

日本国内で1年間に消費される「シーチキン」は約3億缶。国民一人あたり、1年間に約3缶を食べていることになるという。はごろもフーズの国内シェアは約60%でトップ。「シーチキン」の生産量は1日約50万缶を生産しているという。

食卓に欠かせないロングセラーとなった「シーチキン」に、今夏新たな仲間が加わった。42年ぶりの新たな魚種として、「シーチキンEverry(エブリ)」が8月下旬から全国発売を開始した。

漁獲量の減少や世界的な需要増加により、原料の確保が難しくなる中で、「お客様に安定的にシーチキンをお届けするため、数年前から新たな魚種の検討を重ねてきた」という。ぶりは、日本人になじみのある魚で、まぐろ・かつお同様にたんぱく質やDHA・EPAの含有量が多く、「何よりも、シーチキンにふさわしい味わいが実現できた」ことが製品化の決め手となった。

「シーチキンEvery」の原料には、日本国内で水揚げされる天然のぶりを使用。ぶり本来の美味しさを損なわず、調味液にはシンプルに大豆油とオニオンエキスを使用し、「シーチキンEvery」(油漬)と、「オイル不使用シーチキンEvery」の2品を発売した。

製品名の「Every(エブリ)」には、いつも(Every)、みんなから愛される(Everybody)、どのお店でも(Everywhere)、毎日の食卓に欠かせない(Everyday)シーチキンの意が込められ、「永く愛されるシーチキンの仲間になってほしいと名付けた」という。発売後から多くの小売店で採用されており、目印であるテーマカラーのオレンジ色の「シーチキンEvery」が店頭を彩っている。

防災アドバイザー・今泉マユ子先生 「シーチキン」はフェーズフリー・ ローリングストックにぴったり

④ 防災アドバイザーの今泉マユ子先生が非常時にも役立つ「お湯ポチャレシピ」を紹介。
④ 防災アドバイザーの今泉マユ子先生が非常時にも役立つ「お湯ポチャレシピ」を紹介。

第2部では、オフィスRM代表取締役で、防災アドバイザーの今泉マユ子先生が「シーチキンの魅力と活用方法」について、調理実演を交えながら説明した。

今泉先生はシーチキンの魅力として、

①良質なたんぱく質が摂れる
②シーチキンは油まで使える
③長期保存が可能でそのまま食べることができる

–の3点を挙げ、「普段から使っているものを災害時にも役立てるフェーズフリーで、ローリングストックにもぴったりの食材」と強調した。

災害時にも役立つ「シーチキン」の活用メニューでは、高密度ポリエチレン製のポリ袋を使用した、今泉先生考案のお湯ポチャレシピ「シーチキンEveryサラスパ」、「シーチキン」が主役の「マイルドチャンクと生姜の味噌汁」、ポリ袋で作る即食レシピ「シーチキンLイタリアンサラダ」の3品を紹介した。

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