国分グループ本社「地酒蔵元会」展示商談会 4年ぶりの開催、新たな提案も

国分グループ本社は9月26日、東京・日本橋プラザにおいて首都圏エリア「地酒蔵元会 展示・唎酒・商談会」を開催した。

「地酒蔵元会 展示商談会」の開催は4年ぶり。アフターコロナの市場を踏まえ、新たな地酒マーケットの創造と市場の活性化、質の向上を目指し、各蔵元がこだわりのお酒を紹介した。

会場内では、地酒蔵元会ならではの特別な企画を用意。秋冬・年末商戦に向けて活発な商談を繰り広げた。第一部では取引先・バイヤーなど約400人、第二部「秋の唎酒会」にはROJI日本橋オンラインでチケットを購入した一般消費者200人が来場した。

当日は地酒蔵元会の蔵元約50社および酒器メーカーが出展。企画コーナーでは、江崎グリコ(チーザ チェダーチーズ)、六甲バター(包みカマンベール風味)が出展し、味覚センサーを活用した「チーズと日本酒のマリアージュ」を提案した。

秋冬の販促企画では、秋の味覚「焼き芋」×日本酒(10月)、鍋×日本酒(11月)、おでん×コップ酒(12月)を中心に、それぞれの企画に合う地酒を提案した。また、会場内には参加蔵元の法被を着て写真撮影できるフォトスポットを用意。SNSを通じて、日本酒をより身近に感じてもらえる新たな取り組みにもチャレンジした。

東野聡執行役員マーケティング・商品統括部酒類部長は「日本酒市場はコロナで業務筋が落ち込み、昨年来の値上げ、今夏の猛暑と厳しい戦いを強いられているが、量から質の転換を図り、市場の活性化につなげていきたい」と意気込みを語った。