ローソンはショコラスイーツを「プレミアムロールケーキ」をはじめとする生クリーム商品に続く看板メニューに育成していく。
9月から新作ショコラスイーツ5品を順次発売する。
13日発表した清瀬智加商品本部ベーカリー・デザート部シニアマーチャンダイザーは「ミルク屋さんが発祥のコンビニとして、クリームにこだわった商品を展開してきた。チョコレート商品はスポット展開が多く、定番といえる商品がなかった」と振り返る。
今回、チョコレート商品で定番化を目指すべく、シュークリームやロールケーキなど5品を選定した。5品のうちプリンを除く4品は濃厚で滑らかなショコラクリームが特長となっている。
ショコラクリームは、単純にチョコを増やすと硬くなることから、生クリームとの配合を工夫し、何度も施策を重ねることで濃厚でありながら滑らかな食感を実現したという。
9月19日発売の「コクふわツインシュー(濃厚ショコラ)」(税込235 円)は、濃厚なビターショコラクリーム、ホイップクリーム、ベルギーチョコレート入りの生チョコレートなどを合わせた滑らかな食感のショコラクリームを、ココア風味のシュー生地で包んだ。シュークリームは男性人気も高く、30~50代男性をメーンターゲットにしている。
9月18日発売の「プレミアムロールケーキ(濃厚ショコラ)」(税込246 円)は、コンビニスイーツの火付け約となった「プレミアムロールケーキ」初のショコラ味。ビターな味わいのショコラスポンジにガナッシュクリームを合わせた。
9月26日発売の「特濃ショコラサンド」(税込194 円)は、北海道産コンデンスミルク、生チョコレート、ハイカカオチョコレートなどを合わせた濃厚なガナッシュクリームを、口どけのよいガトーショコラで挟んだ。これまで扱ったことがない新しいタイプの商品で、新商品への感度が高い20~30代の女性を中心に訴求していく。
近年、食感に特長があるショコラスイーツが人気なことから、とろりとした食感の「とろけるショコラ」(税込286 円)や「くちどけショコラクレープ」も同日発売する。
9月の発売時期については「チョコレートは気温が下がると需要が上がってくる。気温が下がる前の9月に販売することで、より長い間楽しんでもらいたい」(同)と狙いを語る。発売期間は4週間~2か月。今後も継続的に新たなショコラスイーツ販売していく。