テーブルマーク「BEYOND FREE」事業強化 新商品・イベントなどで訴求

テーブルマークは、おいしさで選ぶフリー食「BEYOND FREE(ビヨンドフリー)」の事業を強化している。9月1日、戦略本部内に専担組織「BEYOND FREE推進室」が発足。新商品の投入やイベントなどへの参加で生活者との接点づくりを加速させる。

「BEYOND FREE」は冷凍食品で展開。新たに定めたパーパス「食事をうれしく、食卓を楽しく。」を具現化する一環で、「アレルゲン不使用(=Allergy Friendly)」「動物性原材料不使用(=Plant Based)」「糖質・塩分カット(=Care Free)」などで食に対する多様な価値観に対応しながら、本格的なおいしさにもこだわったブランドだ。今年1月からオンラインショップ「食+(ショクタス)」で卵・乳不使用のロールケーキ、大豆ミート使用のライスバーガー、糖質30%オフのうどんなどを販売している。

9月1~3日、SDGsに根差した暮らしのヒントが見つかる体験型イベント「GOOD LIFEフェア」(会場:東京ビッグサイト)に「BEYOND FREE」の商品を紹介するブースを出展した。

試食では「玄米ブレッド プレーン」や「ライスバーガー 大豆ミート 焼肉味」などの既存品に加え、新商品「豆乳クリーム ロールケーキ アールグレイ」(8月29日発売)などを提供。多くの来場者で行列ができる人気ぶりだった。

本紙の取材に担当者は「試食した方々から『おいしい』とのご評価をいただけた。直接お声を聞かせていただくことで、今後の開発に生かしていければ」など手応えを語った。

9月に専担組織「BEYOND FREE推進室」が発足。同社は「事業展開に厚みを持たせ、さらに加速させるため」と狙いを話し、「今後も時期にとらわれず順次新商品を投入していく予定。お客様のリアルな声を重視し、顧客起点による商品やサービスのブラッシュアップを図っていく」。