広がる急速冷凍品 ダイエー、生鮮など130品 卸各社も注力

ダイエーは9月21日に開店する「イオンフードスタイル松原店」(大阪府松原市)で、生鮮素材や惣菜を急速冷凍した「特殊冷凍商品」130品を販売する。精肉や農産品、店内調理の丼や寿司などを扱うほか、冷凍していない同じ商品も同価格で販売し買物客の選択肢を広げる。

精肉では自社ブランドの黒毛和牛「さつま姫牛」を中心にブロックやスライスだけでなく、シャトーブリアンやテールといった希少部位も用意。水産は切り身のほか焼魚や寿司などの即食商品、農産はカットフルーツや焼き芋などを展開する。デリカは店内調理したかつ丼などを販売。

特殊冷凍のスタートアップ企業であるデイブレイク、イオングループで品質管理サービスなどを行うRIQLと共同で商品開発した。西峠泰男社長は「商品の付加価値、ロングライフ化、生産性改善を実現すべく開発を進めてきた」と説明。

コロナ禍で冷凍食品の市場が拡大している背景を踏まえ、「利便性だけでなく、品質の向上やフードロス問題への対応といった点からも支持を高めている。販売する側にとっても消費期限の延長やチャンスロスの防止、顧客ニーズの広がりなど販売機会の拡大につながる」としており、松原店で売場を確立し競合店との差別化を図る考えを示している。

小売業では先月、ローソンが福島と東京の一部店舗で、冷凍おにぎりの販売を実験的に始めた。また、卸売業では伊藤忠食品がテクニカンと提携し、「凍眠市場(とうみんいちば)」ブランドでギフトなどを展開する。さらに、国分も今年2月、超高速凍結機の製造販売を行うゼロカラと提携し、新たな事業の構築を目指している。

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