伊藤ハムは8月末から順次、人気のポークビッツ徳用タイプの包材サイズを縦260㎜から240㎜に縮小するなど、一部商品を環境配慮型商材に切り替え、プラスチック使用量の削減をさらに進めていく。今秋のパッケージリニューアル商品数は、昨年の8品から40品(ハム・ソー8、調理食品32)と大幅に増やした。うち約半分の19品が環境配慮型包材への切り替えとなる。
環境配慮型包材への切り替えのポイントは3点。
①包材の縮小化
②植物由来原料使用
③中敷きトレイの削除
――の「3つの方向性で取り組んでいく」(弥冨紀子伊藤ハム米久HDマーケティング部家庭用企画室長)考え。
包材縮小化の主な対象商品では「ポークビッツ」(250g)のほか、チキンナゲットは144gの包材が縦215㎜が195㎜に、260gは縦260㎜を240㎜に、サラダチキンでは1パック当たり縦150㎜を127㎜にし、横は127㎜が100㎜になる。
また、特級あらびきウインナーシリーズ(150g)では、新商品の「ガーリック」含め既存の「チョリソー」などで、横サイズを200㎜から160㎜にすることで、売場での陳列スペースの効率化も訴求する。
植物由来原料の使用商品としては、発売25周年の神戸シリーズで表ラベルのインキの一部をバイオマスインキに変更する。
また中敷きトレイを削除したのは「ピザガーデン厚切りピザトースト」などで、包材サイズを縮小化するとともに中敷きのプラトレイをなくした。
環境配慮型パッケージには、引き続き「省包材でエコ♪」マークをパッケージに添付し、環境配慮型商品であることを分かりやすく訴求する。