「アサヒ 横丁ダルマサワー」 情緒に訴える世界観、RTDの新価値創造へ 名古屋でイベントも

RTDの新価値創造に取り組むアサヒビール。同事業で25年までに22年比1.5倍以上となる600億円の売上を目指す。第1弾として、顧客の情緒的価値を中心に据えた4ブランドを発売。各ブランドと親和性が見込まれるエリア限定で発売し、消費者の反応を見極めて全国展開につなげる計画だ。

東海・北陸エリア7県限定で投入したのは、横丁で飲むサワーをイメージした缶チューハイ「アサヒ 横丁ダルマサワー」。3フレーバーを19日から発売した。“転んでも起き上がれば大丈夫”という励ましのメッセージを込めたダルマのアイコンとともに、人と人が温かくつながる横丁の雰囲気を表現している。

TVCM 「ダルマあるとこ」篇を発売エリア限定で放映中=動画。架空の横丁である「ダルマ横丁」の世界観を通して商品の魅力を発信する。人々の活気でにぎわい、どこか懐かしさを感じるダルマ横丁で巨大なダルマがころころ転がる演出に「起き上がり続けていれば、“しあわせ”が転がり込んでくる」というメッセージを込めたという。商品の世界観に合わせたCM楽曲も制作した。

30日にかけては、名古屋市内4か所で発売記念イベントも順次実施中。25日からの2日間は、JR名古屋駅中央コンコースで開催する。人々に“縁と運”を運ぶ巨大ダルマを展示するほか、出現場所によっては、絵馬体験や商品をいち早く味わえる有料試飲イベントが楽しめる。

「アサヒ 横丁ダルマサワー」は特製レモン(度数6%)、懐かしラムネサワー(5%)、秘伝ウメボシ(7%)の3品。350㎖缶、税別156円。