ローソンは、代替卵を使用したサンドイッチと鶏卵を使用したサンドイッチの2種類のサンドイッチをセットにした「食べ比べ! 2種のスクランブルサンド」を7月4日から関東甲信越エリアで販売していく。
鳥インフルエンザ感染拡大による鶏卵の供給不安が開発の背景。
6月30日発表したローソンの清瀬智加ベーカリー・デザート部シニアマーチャンダイザーは「鶏卵の供給不足が契機ではあるが、ただの代替卵として商品を発売するのではなく、鶏卵不足から掘り下げて、世界中で伸びているプラントベースフードの要素をお客様にお伝えできると考えた」と語る。
プラントベースフード市場は国内外で拡大傾向にあり、ローソンでも大豆ミートを使用した商品を発売しているものの、商品開発や定着化には苦戦しているという。
今回、“食べ比べ”にした狙いは、プラントベースフードのトライアル促進にある。
「プラントベースフードはおいしさのイメージとマッチしていないという点で広がりにくくなっているというところを考えて、まずはハードルを下げたいと考えた。代替卵の味わいに少しでも興味を持っていただけるように“食べ比べ”にした」と説明する。
さらなるプラントベースフード商品も予定。
「この商品をきっかけに、今後は違う商品でプラントベースフードを提供していくことを考えている」と意欲をのぞかせる。
「食べ比べ! 2種のスクランブルサンド」は、右側が「ソイスクランブル入りサラダ」と記され、豆乳加工品ベースからできた卵の代替食品にポテト、ハム、きゅうり、たまねぎを合わせ、バターソースやマスタードで味付けされている。
一方、左側は「スクランブルエッグハムレタス」と記され、鶏卵を使用したスクランブルエッグとハムレタスを挟んだサンドイッチに仕立てられている。
販売価格は税込322円。