ナッツの生産性向上に貢献 サタケの光選別機に最優秀賞

サタケの光選別機「ベルトゥーザ・スペクトラ」が6月6日、日本食品機械工業会が主催する展示会FOOMA JAPAN2023でFOOMAアワード最優秀賞を受賞した。

同アワードは、食品機械の技術研究開発の促進およびそれら技術の普及を図るために、優秀な機械を広く業界に周知させる目的で22年に創設されたもの。2回目である今年は41件の応募があり、同社のエックス線搭載光選別機「ベルトゥーザ・スペクトラ」が、アーモンドなどナッツ業界への貢献が認められ最優秀賞を受賞した。

「ベルトゥーザ・スペクトラ」は、原料から異物や着色などの不良品を選別・除去する機械で21年1月に発売。近赤外線からエックス線領域までの広域波長帯の情報を用いて、従来では難しかった不良品を選別する。「MIX感度」と呼ぶ独自の画像処理技術で色の近い不良品を、また人工知能(AI)とエックス線を駆使し虫食いなどの不良品を的確に選別。主に、需要の高いアーモンドなどのナッツ業界に導入が進んでいる。

授賞式にはサタケの友保義正常務取締役が出席し、日本食品機械工業会の大川原行雄会長より盾とトロフィーを受け取った。同取締役は「栄誉ある賞をいただき、大変うれしく思う。発売以来、アメリカやオーストラリアなどに加え日本国内でも販売が好調。広範な使い方ができるのが大きな特長であり、引き続きナッツ業界への普及拡大を目指すとともに、国内外の他の業界へも積極的に販促活動を行い、製品の品質や生産性の向上に寄与していきたいと考えている」とコメントした。

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