7.5 C
Tokyo
5.1 C
Osaka
2026 / 02 / 21 土曜日
ログイン
English
小売CVSセブン-イレブン、朝・昼・晩の各シーンで選ぶ食品や飲料を強化 若年層と女性のシェア拡大狙う
KNOWLEDGE WORK 20260303

セブン-イレブン、朝・昼・晩の各シーンで選ぶ食品や飲料を強化 若年層と女性のシェア拡大狙う

 セブン-イレブン・ジャパンはドットミー(東京都中央区)のウェルビーイングブランド「Cycle.me(サイクルミー)」と共同開発したセブン-イレブン限定の新商品12品を、6月20日から順次全国のセブン-イレブン店舗で販売開始する。

 一日のライフサイクルに寄り添う“近くて便利”なコンビニエンス業態で、「時間栄養学」に着目して朝・昼・晩の各シーンで手軽に選択でき、おいしさも訴求する「サイクルミー」の食品・飲料を展開することで、店舗価値向上と若年層や女性のシェア拡大につなげるのが狙い。

 セブン-イレブン・ジャパンの山口圭介執行役員企画本部ラボストア企画部部長は「環境や健康への意識が高いはずの若年層のシェアが減っていることに、物凄く危機意識を持っている。意識が高い層だからこそ“セブン-イレブンを使わないと”というように転換していかなければいけない」と語る。

山口部長(中央)と知念社長(中央左)、三井物産流通事業本部流通インフラ事業部の浅海直治部長(中央右)
山口部長(中央)と知念社長(中央左)、三井物産流通事業本部流通インフラ事業部の浅海直治部長(中央右)

 2011年以降、女性の利用率も高まってきたものの、男性の利用が依然多い状況で、 多様化する価値観への対応も課題とする。

 「Z世代、さとり世代、プレミアム世代などと表されるように、価値観も多様化し、過去の経験や物理的な利便性だけでは応えられなくなった」(同)。

 今後はセブン-イレブンのコンビニエンスとしての機能にどれだけ価値を付加していけるかを重視する。

 「セブン-イレブンにくれば“健康にいい商品が買える”とか“これを買うと環境にいい”など、お金を出してでも買いたいと感じてもらう価値を具体的なモノとして提案することに最大限注力していく」(同)と意欲を見せる。

 オリジナル商品は、セブン-イレブンオリジナルの食物繊維「ウェルビーファイバー」入り機能性表示食品のソーダやおつまみスナック、リラックス効果のある「L-テアニン」入りプロテインバーといった飲料や菓子など計12品。

 「ウェルビーファイバー」はインド地方で採れる「グァー豆」由来の水溶性食物繊維で、お腹が緩くなりにくく年齢問わず摂取できる体にやさしい食物繊維だ。

 昨年2月に都内のセブン-イレブン12店舗の専用什器で販売を開始した「サイクルミー」シリーズは、現在1000店舗まで拡大した。

 都市部に位置する250店舗を対象とした検証では、購入した人のうち55%は女性で30歳未満は16%と、非購入者の女性44%、30歳未満9%と比較して、女性や若年層の割合が高かったことから、「従来の商品群とは違う使われ方をしている」(山口氏)ことが判明した。

 今後は、新商品の動向や消費者の声を反映して商品の改廃を行っていく。

 ドットミーの知念孝祥ジョナサン社長は「サイクルミー」拡大の背景について、リモートワークで日々のオンとオフの切り替えに課題を感じる人や、タイムパフォーマンスを重視する人、手軽に栄養を補いたい人などが増えていることを挙げた。

 なお、セブン-イレブン限定シリーズの商品開発にはアサヒ飲料や三井食品をはじめ10社以上が参画し、太陽化学(本社・三重県四日市市、山崎長宏社長)が「ウェルビーファイバー」の素材開発を行った。

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。