日本冷凍めん協会 40周年式典・祝賀会開く 「さらなる発展を」吉岡会長

日本冷凍めん協会は6月7日、第20回通常総会にあわせ創立40周年式典・祝賀会を都内のホテルで開き、業界関係者ら約110人が出席した。吉岡清史会長(テーブルマーク社長)は「冷凍めんは年間20億食が消費されるまでに成長した。業界の草創期から発展に携わってこられた方々のご尽力に敬意を表したい。40周年を一つの通過点とし今後も冷凍めんならではの優れた価値を広く提供していきたい」とあいさつした。

総会では前年度事業報告・決算報告、今年度事業計画・予算案を全会一致で承認。重点施策は

①協会ホームページのリニューアルによる情報発信強化
②冷凍めんの認知拡大に向けた広報活動(「冷凍めんの日」PR活動、高校生冷凍めんレシピコンテスト実施など)
③RMK認定工場の自主監査を重点とした監査強化
④2024年問題に対応するため物流委員会を立ち上げ情報の共有・課題抽出を推進

――など。

40周年式典には、農林水産省、厚生労働省の来賓ほか、業界の誕生から発展に携わった多くの関係者が参列した。その中から、厚生労働大臣感謝状が新倉英隆氏(元日清製粉社長)、厚生労働省医薬・生活衛生局長感謝状が那須保信氏(前日本冷凍めん協会専務理事)、農林水産省大臣官房長感謝状が和田博行氏(キンレイ副会長)、小谷茂氏(熊本製粉専務)に贈られた。

新倉氏は「協会が設立される前より、日清製粉のプロジェクトとして冷凍めんを世の中に広める活動に取り組んできた。とはいえ、1社でやれることには限りがある。多くの製麺メーカーと協業することで品質が向上し、市場での接点を増やすことができた。関係省庁のご指導をもとに衛生基準や管理基準を作成し、RMK認定マークを主体にした品質保証体制を構築した。これからも多くのスペシャリストにご参画いただき、20億食のマーケットをさらに広げてほしい」と述べた。

また、協会より工場監査で特に成績が優秀だった事業所を表彰。テーブルマーク魚沼水の郷工場、マ・マーマカロニ宇都宮工場、愛麵、うす家に賞状などが贈られた。

祝賀会は、製粉協会の山田貴夫会長(日清製粉社長)による乾杯の音頭でスタート。立食形式で行われ、各テーブルでは旧交を温める様子がみられた。中締めは白潟昌彦副会長(キンレイ社長)が行った。

なお、40周年記念事業の一環としてDVDを制作。タイトルは「継承」で、協会と関わりの深いメンバーが冷凍めんの開発秘話や業界の発展などを語り合っている。

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