ビールがおいしい季節。「スプリングバレー」ブランドでクラフトビール市場をけん引するキリンビールでは、東京・代官山のスプリングバレーブルワリー東京で「サマークラフトガーデン」を7月末まで開催中だ。
ブランド初の期間限定商品「サマークラフトエール〈香〉」の発売を記念した限定イベント。既存品の「豊潤〈496〉」「シルクエール〈白〉」とともに、それぞれ異なる香りや味わい、料理とのペアリングといったクラフトビールならではの楽しみ方を紹介する。アラカルト10種のほか、コース料理も用意した。
開催を翌日に控えた12日のメディア向け内覧会で、同社事業創造部の岡本理沙氏は「世界には150種類以上のビールのスタイルがあるが、日本で飲まれているのはほぼピルスナータイプだけ。選択幅には無限の可能性がある。またキンキンに冷やしたジョッキでのどを潤すような一般的な夏のビールの楽しみ方だけではなく、背の高いグラスに注いで食事とともにゆっくり、あるいはテラスなど外で楽しむといった、新しい楽しさで日常の食卓を豊かにしていきたい」と表明。これまでの概念を覆すクラフトビール体験を多くの人に提供したい考えを示した。
限定発売した新商品は、上面発酵で仕上げた低度数(4.5%)の「セッションエール」と呼ばれるスタイルのビール。豪州産ギャラクシーホップを採用した、夏らしい爽やかな飲み心地が特徴だ。
スプリングバレーブルワリー・ブランドアンバサダーの中水和弘氏によれば、トロピカルで爽やかな味わいの同品には、甘酸っぱいソースやパクチー、バジルなどの香草を生かした料理がよく合う。よく冷やしたシャンパングラスに注ぐのがおすすめだといい、ビールと泡が「8:2」のベストな比率になる注ぎ方を実演。提供されたペアリング料理との食べ合わせについても解説した。
なお「サマークラフトエール〈香〉」は6月13日の第1弾に続き、7月18日にも第2弾の発売を予定。製造数量が限られるため、最需要期にも確実に供給できるよう2段階に分けたという。