国分グループ マレーシアの物流事業 4温度帯センターを増設

国分フードロジスティクスマレーシア(本社・セランゴール州、以下KFLM)はこのほど、クアラ・ルンプール近郊に4温度帯物流センターを増設、5月1日から本稼働を開始した。

国分グループはマレーシア国内で回転寿司チェーンSUSHI KINGを展開するTexchemグループと合弁で低温物流事業会社KFLMを16年に設立。現地の外食事業者、小売事業者の物流受託業務を行ってきた。

KFLMは20年にクアラ・ルンプール郊外に4温度帯物流センターを開設。マレーシア国内における保管/配送拠点として顧客基盤を拡大してきた。今般、温度帯物流の需要増加に対応するため、低温倉庫を増設。保管能力は従来の1万3千パレットから、1万8千パレットに拡大した。

対応商品は冷蔵・冷凍加工品、常温品、定温商品(米・油・チョコレートなど)、青果ほか。新たにマイナス25度の冷凍エリアを完備し、アイスクリームなど厳密な温度管理が必要な商品の保管を強化。冷蔵エリアでは在庫型保管センターに加え、冷蔵仕分けスペースを有する通過型物流センター機能を配備した。センターの延床面積は1万6千864㎡。

同社では「今後は温度帯物流にお客様の要望に沿った付帯サービス機能を組み合わせ、安全で高品質な物流サービスを提供し、顧客満足度向上を目指して取り組みを強化する」とした。

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