雪印メグミルクは7月1日から順次、家庭用と業務用商品計94品の価格改定を実施する。
対象カテゴリーと改定率は、家庭用乳食品のナチュラルチーズ、ピザクラスト、ピザソース、練乳、スキムミルク計20品がメーカー希望小売価格で4.8~14%、市販用市乳商品の牛乳類、乳飲料、果汁飲料、乳酸菌飲料、清涼飲料、ヨーグルト、デザート計65品を4.3~17.4%引き上げる。宅配用の牛乳3品は出荷価格で7~17.7%、業務用の牛乳、ヨーグルト計6品は出荷価格で6.7~11.2%引き上げる。
なお、家庭用乳食品は7月1日特約店着分からが対象。市乳商品と業務用商品は8月1日出荷分から対象となる。
対象商品の税別新価格は、「毎日骨太MBP」(500㎖)が162円(現行152円)、「とろけるナチュラルチーズ」(300g)が870円(同830円)、「北海道練乳」(130g)が245円(215円)など。「ナチュレ恵megumi」(400g)は現行の270円からオープン価格へ変更する。
生乳生産コストの増加で厳しい酪農経営状況が続くなか、酪農生産基盤を守り、国産牛乳乳製品の安定的供給を図るため、同社では2023年8月より一部用途向け生乳取引価格を引き上げることで生産者団体と合意した。さらに、原材料・包装資材、エネルギー・物流コストも引き続き上昇していることから今回の値上げに踏み切った。