兵庫県手延素麺協同組合は5月13日、兵庫県たつの市の大神神社(素麺神社)にて、例祭を執り行った。組合をはじめ業界の発展と最盛期の商売繁盛を祈念するもので、「揖保乃糸」の手延べそうめん生産がひと段落するこの時期に催す。井上猛理事長や組合理事、組合員、地元販社、製粉・機械メーカーなど納入業者ら多数が参拝した。
揖保乃糸資料館そうめんの里では、特設ステージにて「第22代ミス揖保乃糸」を披露した。全国各地の有力小売店にて、6~7月に行う販売促進イベントやSNSなどを通じて、揖保乃糸の魅力や美味しさを伝える。
第22代ミス4人を代表して佐藤美月さん(姫路市出身、会社員)が「揖保乃糸の魅力や美味しさ、変化を恐れず品質改良を続ける革新的な姿勢を、より多くの消費者の方々に伝えられるようにPRしたい」と抱負を語った。
また関係者を集めて行われた直会では冒頭、井上理事長があいさつ。
「そうめん生産が終了して、予定通りとはいかないが、需要に対して供給できる準備はできた。今年は(理事長に就任して)22年を迎える。その間、新しい商品を開発するにしても揖保乃糸らしい、例えば手延べそうめんの技術を生かした、機械麺に負けないパスタや中華麺、うどん。そうめんにおいては、ゆがきたてはもちろん、ゆがき置きをしても美味しい、いろんな料理に使ってもらえるめんを作り続け、揖保乃糸は成長してきた。今後も弛まぬ努力を続け、常に革新しながら、さらに飛躍できるように頑張りたい」と話した。