東京農大にサザコーヒーが出店 コンセプトは「食と農」 新業態「サザぱん」本格投入

 サザコーヒーは10日、東京農業大学国際センター(東京都世田谷区)に「サザコーヒー 東京農大店」をグランドオープンする。

 東京農大は、サザコーヒー鈴木太郎社長の母校。「後輩たちのたのしい青春キャンパスライフに協力したい想いと、東京農大に集まる日本の農業従事者の知と情報をサザコーヒー自身が経営するコロンビアのコーヒー農園に活かしたい想いが出店の動機」(サザコーヒー)という。

 同店はサザコーヒー直営17店舗(東京都内では5店舗)となる。
 「食と農」をコンセプトに、コーヒーが楽しめるほか、サザコーヒー新業態の「サザぱん」(SAZA Pão)が本格投入される。

 「サザぱん」は、北海道十勝地方の小麦を使用し今年稼働した自社製造工場でつくられたもの。同社が編み出した冷凍解凍技術で輸送して各店舗で販売している。
 「サザぱん」の1つ、タピオカ粉を使ったブラジルのチーズぱん「ポンデケージョ」は、パン(Pão/パン)とチーズ(queijo/ケージョ)を主に組み合わせたものでコーヒーに好適という。
 そのほか「モカぱん」「明太ぱん」「きのこぱん」を取り揃える。

 同店のある国際センターは、東京農大創立125周年記念事業で新規に設立された施設。農大ブランドのマルシェ店舗や博物館の貯蔵品が展示され、東京農大の学生でない一般人も入場可能となっている。

【写真】サザコーヒー新業態「サザぱん」の「モカぱん」「ポンデケージョ」「明太ぱん」「きのこぱん」