日本コナモン協会が道頓堀で20周年イベント 「世界へ広げるスタートに」熊谷会長

日本コナモン協会は5月7日の「コナモンの日」を前にした4月28日、大阪なんばグランド花月前の広場で設立20周年記念イベントを開いた。あいさつに立った熊谷真菜会長(写真最前列左)は「10周年の時にはコナモンという言葉が定着し、NHKの全国ニュースでも紹介された。それから10年の間に和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、昨年は文化庁の100年フード認定で大阪の鉄板粉モンが有識者特別賞を受賞した」と振り返り、「このイベントを2年後の万博へ向け日本はもちろん、世界へコナモンを広げるスタートにしたい」と力を込めた。

その後、お好み焼、たこ焼、焼そばの「鉄板粉モン御三家」や、道具の“コテヘラテコ”問題に関するトークバトルが開かれ盛り上がった。

メーカーからは日清製粉ウェルナ業務用営業部西日本営業所の種田満成所長、オタフクソース大阪支店の島原由里子支店長が登壇。種田所長は「お好み焼は余った食材でできるメニューで、フードロスの削減にも活躍できる。家計や地球にやさしいお好み焼として発信し続けたい」と強調。島原支店長は「西洋から入ってきたソースがジャパニーズソースのお好みソースとしてアレンジされた。現在ではお好み焼が世界に広がるとともにソースも広がっている」と報告した。

イベント後は洋食焼、たこ焼、道頓堀やきそばのコナモン3品が振る舞われた。

 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)