ネスレ日本は、納品期限を超過したことで出荷される流通先が限定され、場合によっては廃棄される可能性がある「ネスカフェ」や「キットカット」などのネスレ日本製品を全国のスーパーセカンドストリート5店舗で4月21日から7月13日まで販売している。
食品ロス削減が目的。
ゲオホールディングスのグループ会社である総合リユースショップのセカンドストリートとコラボレーションして5店舗で“食品ロス削減”と“捨てない暮らし”を掲げた専用売場を展開。
専用売場には、ネスレ日本製品とセカンドストリートで買い取ったライフスタイル雑貨を取り揃えている。
ネスレ日本製品は特別価格で販売。一例を挙げると希望小売価格税込540円の「キットカット ミニ13枚」は税込246円で売られている。
ネスレ日本製品は、賞味期限1ヶ月前まで、容量が多い製品は 2ヶ月前まで販売される予定。販売価格は変更となる場合があるという。
ネスレ日本の高岡二郎飲料事業本部レギュラーソリュブルコーヒー&システム・ギフトボックスビジネス部部長は「“生産者の方の想いを無駄にしたくない、持続可能な未来を作りたい”そんな想いから本企画は生まれた」とコメント。
一方、ゲオの越塚隆行セカンドストリート事業部部長は「ネスレ日本様の無駄を減らす取り組みに強く共感し、持続可能な未来をつくるためのお手伝いを出来ればという想いのもと、このコラボレーションは実現した」 と語る。
納品期限は食品業界の商慣習として取り決められている取引条件の1つで、製品を出荷できる期限が製造日(月)からの経過期間によって設定されている。
このルールのもとでは、賞味期限まで多くの日数を残すにも関わらず、行き場がなくなり廃棄となる製品が発生する可能性がある。
【写真】スーパーセカンドストリート大宮日進店の外観