キーコーヒーは3月1日、同社コミュニティサイト「Coffee Fan Club」でのファン投票を受けて開発した期間限定商品を新発売した。
共感を届けるマーケティングの一環。
「Coffee Fan Club」登録者(現在約3万7000人)の一部参加者に「春夏に飲みたくなるコーヒーのコンセプトは?」の設問を投げかけ、レギュラーコーヒーとインスタントコーヒーそれぞれで、いくつかのコンセプトの中から投票を促したところ、ともに「ホットでもアイスでも楽しめる」のコンセプトが最多となった。
これを受けて春夏向け期間限定商品4品(レギュラーコーヒー2品・インスタントコーヒー2品)が開発され3月1日に発売開始された。
4品の全般的な特徴について、2月1日発表した本吉眞紀マーケティング本部R&Dグループ設計第二チームリーダーは「止渇飲料としての飲まれ方も想定して、キレがあり、軽く爽やかな味わいが楽しめるように設計した」と説明する。
レギュラーコーヒーは、「期間限定~深いコクと芳醇なブレンド~」(180g粉)と「ドリップ オン期間限定~深いコクと芳醇なブレンド~」(10杯分)をラインアップ。
2品の味わいは「暑い時期になるとアイスでもホットでも飲みたくなるニーズに対応した。ホットでは濃厚なコクと芳醇な香りが感じられ、アイスではクリアな口当たりとさわやかな酸味が感じられる味わいが特長」という。
一方、「インスタントコーヒー 期間限定」(80g瓶・60g袋)については「インスタントコーヒーでもアイス・ホットの両方で飲みたいというご意見が多くあり、苦味・酸味・コクのバランスがよい爽やかな味わいに仕立てた」と語る。
パッケージは、レギュラーコーヒー・インスタントコーヒーとも、第1弾となる22年秋冬の期間限定商品を踏襲。春夏の季節がイメージでき、ホットをベースにしながらアイスでも楽しめることが視覚的に分かるデザインを採用した。
第1弾については「新商品の定着が難しい中で、第1弾の配荷は完全に純増となり、買い回りアイテムの1つとして育成中。期間限定のコンセプトが一定数評価されていると推察される」との見方を示す。
今後については「新しいコンセプトを半期ごとに打ち出すのではなく、第1弾の秋冬商品(9-2月)と今回新発売する第2弾の春夏商品(3月-8月)を交互に販売していく」。