東洋水産「マルちゃん」から“高たんぱく質”の和風カップ麺 創立70周年、健康軸を強化

東洋水産は、「マルちゃん」ブランドのカップ麺で“高たんぱく質”の「お揚げとお揚げのきつねそば」と「鶏肉盛りの黄色い博多ラーメン」を3月27日から発売する。カップ麺で高たんぱく質の製品は増加傾向にあるが、和風タイプは珍しい。おなじみの「赤いきつね・緑のたぬき」を想起させるデザインを踏襲し、幅広いユーザー層に訴求する。

同社は創立70周年(2023年3月25日)を迎えるにあたり、全温度帯(即席麺・チルド麺・冷凍食品・米飯・スープなど)で健康軸の商品開発を強化する方針で、“高たんぱく質”のカップ麺はその第1弾となる。2品とも素材を生かした“自然なおいしさ”との両立にこだわった。たんぱく質を多く含む油揚げ、鶏肉をメイン具材に使用し、麺・スープとおいしさのバランスをとっている。

「マルちゃん 鶏肉盛りの黄色い博多ラーメン」(東洋水産) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
「マルちゃん 鶏肉盛りの黄色い博多ラーメン」(東洋水産)

「お揚げとお揚げのきつねそば」(90g〈麺65g〉)は、一枚揚げときざみ揚げの2種類の油揚げ入り。歯切れの良いそばと、だしの風味がきいたつゆがよく合う。「鶏肉盛りの黄色い博多ラーメン」(98g〈麺70g〉)は、具材に味付チキンダイスと味付鶏挽肉を採用。豚骨味のスープはポークや野菜の旨みをきかせた。希望小売価格は税別230円。

同社は今後も長期的な視点で健康志向に応える商品ラインアップを強化していく考えだ。22年夏ごろから、共通コンセプトに「心と体にやさしい商品」を掲げ、全社で開発に注力している。「将来の80周年、100周年に向け継続的に取り組んでいければ」と話す。

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