進化系がんもどき「ギャンモ」 伝統×フードテックで誕生 日本ソイフードマイスター協会

日本ソイフードマイスター協会はこのほど、日本の伝統食とテクノロジーの掛け算で誕生した全く新しい大豆食品「GAMMO(ギャンモ)」の第一弾を発表した。大豆加工食品メーカーのエヌ・ディ・シー(岐阜県各務原市)が製品化し、4月3日から「ギャンモパテ」「ギャンモボール」を発売する。

日本ソイフードマイスター協会が“ギャンモプロジェクト”を構想し、エヌ・ディ・シーの参画によって具現化した。「ギャンモ」は日本の昔ながらの大豆加工技術と、新素材や新技術を組み合わせて作った全く新しいがんもどきで、原料に使用する大豆は国産に限定している。

最新のフードテックを用いた「ギャンモパテ」「ギャンモボール」は、従来の大豆加工食品では得られなかった噛み応えと食べ応えを実現。ハンバーガー、サンドイッチ、餃子などこれまで大豆加工食品があまり使われていなかったメニューにも活用できる。

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「ギャンモパテ」(1枚が約100g)と「ギャンモボール」(1個が約20g)は冷凍で、スタートは業務用をメーンとし、惣菜や弁当向けに大袋で提供する。また、バルクで冷凍食品やレトルト食品での使用を促していく。賞味期限は6か月。

先日開いた発表会で、日本ソイフードマイスター協会の池上紗織代表理事は「従来の大豆加工食品と新しいフードテックの大豆食、それぞれのいいとこどりをした」と語った。また、エヌ・ディ・シーの市川吉徳社長は「豆腐と大豆ミートを融合することで日本ならではのプラントベースフードができる」と説明した。

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