キユーピーは全国農業協同組合連合会と共同で、全国各地の食材で作る「ご当地ペイザンヌサラダ」の取り組みを開始した。この取り組みは、全国のキユーピーの従業員がご当地食材を用いて47種類の「ご当地ペイザンヌサラダ」のレシピを開発するという試み。地元野菜の新たな食べ方を提案し、野菜の消費を促進するとともに、地産地消による地域活性化に貢献する。
3月2日からは12種類のメニューから食べたいサラダに投票する「あなたの推しレシピはどれ!?ご当地ペイザンヌサラダ総選挙」を開始。投票者の中から抽選で100人に全農セレクトの長崎県産新じゃがいもと「キユーピー ペイザンヌサラダ ドレッシング」をセットでプレゼントする。8月までには第2弾として、47種類の全メニューをペイザンヌサラダ特設サイトで公開。第2弾で追加されたメニューには、全農の都府県本部推薦のご当地食材を使用する。また地域ごとにキユーピーの支店・営業所と全農の都府県本部が協力し、「ご当地ペイザンヌサラダ」とサラダに使用するご当地食材の販促活動を地域の量販店や自治体と連携を進めながら実施する。
2月15日に開かれた発表会で取締役上席執行役員市販用市場統括の濱崎伸也氏は「当社グループでは一丸となってサラダの魅力を開拓し、サラダを食べることでお客様の健康につながる活動を推進している。春夏はサラダを最初に食べる『サラダファースト』を提案し、日本人の野菜摂取量の向上に貢献したい。サラダから食べることの健康価値についてお伝えするが、今夏以降も長く伝え続ける。内・中・外食のお客様、地域の生産者さま、自治体・行政機関、アカデミアといったすべてのステークホルダーとともに展開したい」とサラダ戦略の方向性を説明した。
食と健康推進プロジェクトの内山奈美氏は、グループの健康への考え方や取り組みの概要についてエビデンスを交えながら紹介。調味料部ドレッシングチームの廣田裕樹氏は、地産地消にサラダで貢献する取り組みを広島県や徳島県の事例を交えて報告した。