カゴメ オムライススタジアム 関信越代表は「カフェテラスLION」 5月に決勝戦

日本一食べたくなるオムライスを決める「カゴメ オムライススタジアム 2023」への出場権をかけた関信越大会が2月16日、さいたま市大宮区の大宮スイーツ&カフェ専門学校で開かれ、書類選考を突破した5店舗の中から栃木県・カフェテラスLIONの「グリルチキンのトマトクリームオムライス」が優勝し、関信越代表に決まった。今後、全国9エリアから勝ち上がった店舗を対象にWEB投票を活用してベスト3を選出し、5月13日に「ABEMA」特別番組内で決勝大会を開催して日本一を決める。

審査には料理研究家の髙城順子氏と大宮スイーツ&カフェ専門学校の森田夕加理氏、カゴメ関信越支店の村山憲治支店長が当たった。グランプリに輝いた同メニューは、卵や鶏肉、お米に栃木県の食材を使い、トマトクリームのソースやチキンライス、オムレツの上の店名LIONの文字など、トマトケチャップを3通り使うことにこだわった。

同店は、「出場が決まってから2週間で考えたメニュー。一番のこだわりはケチャップの使い方とフワトロのオムレツ」とし、白熱した戦いを繰り広げたが、エリア大会の優勝が決まり、「ちょっと信じられなかった。あえてシンプルなオムライスで勝負したので、どうかなと思ったが、優勝できて嬉しい。決勝大会でも皆さんの分まで頑張る」と力強く語った。

表彰式で(左から)森田夕加理氏(大宮スイーツ&カフェ専門学校)、髙城順子氏、カフェテラスLIONの店主の入江浩史氏、カゴメの村山憲治支店長 - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
表彰式で(左から)森田夕加理氏(大宮スイーツ&カフェ専門学校)、髙城順子氏、カフェテラスLIONの店主の入江浩史氏、カゴメの村山憲治支店長

表彰式では参加5店舗に記念の盾が贈呈され、グランプリを獲得した「カフェテラスLION」には村山支店長からトロフィーとパネルが贈られた。

審査会と表彰式で村山支店長は、「参加5店舗のメニューにはビジュアルの面で工夫がみられたが、オムライスには独特なベーシックなイメージがあり、オーソドックスなカフェテラスLIONを選んだ。各店とも真剣で丁寧に調理しているのが印象的だった。ケチャップを使っていただいている姿をみて、この仕事に携わってよかったと思った。これからも沢山ケチャップを使ってもらえるメニューを皆さんにお届けし、お客様により幸せな気分になってもらえるようお役立ちたい」とあいさつした。

また関信越支店の岩田重幸営業推進グループ長は、「大会のコンセプトは『オムライス新発見』だ。エリアの食材を使いながら新しいオムライスの技を競ってもらい、新しいオムライスの楽しさを知ってもらうことが目的で、それによってオムライス需要を盛り上げたい。オムライスは日本に根付いた伝統的なメニューであり、家族や親子でつくることにより温かさも伝わる。こうした食文化の資産を伝承し、未来にも残ってほしい」と語った。

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