UCC上島珈琲は、機能性表示食品シリーズ「UCC&Healthy」拡充して、おいしさにこだわったコーヒーで健康習慣を提案していく。
計4品のラインアップはレギュラーコーヒーと飲料に大別され、このうちレギュラーコーヒーは原材料コーヒー豆のみの機能性表示食品となっている。
コーヒー由来クロロゲン酸類を含んでいる点がポイントで「コーヒー由来クロロゲン酸類は食後の血中中性脂肪が高めの方の食後の血中中性脂肪の上昇を穏やかにする機能が報告されています」をヘルスクレームとする。
一般的に、コーヒー由来クロロゲン酸類が多く含まれると、苦味や渋味が強くなり風味に悪影響を与えるが、UCCは長年培った焙煎とブレンドの技術でこの課題をクリアした。
2月21日発表した伊藤佳世マーケティング本部嗜好品マーケティング部部長は「何度も試作を繰り返し、本当に普段飲まれているコーヒーの延長線上でお楽しみいただける味わいがようやく実現できた」と胸を張る。
コミュニケーションは、イベント・EC広告・モニターキャンペーン・店頭販促など多岐にわたる活動を年間通じて展開し、飲料を含めたシリーズトータルで“毎日のコーヒー習慣がいつの間にか健康習慣になる”ことを訴求していく。
ターゲットは、“健康に関心はあるが、積極的な行動はしていないコーヒー飲用習慣がある人”と定める。
「普段口にするもので健康管理がしたい方や、せっかく選ぶなら健康的なものを選びたいと思う方をターゲットとし、毎日ランニングをして体を鍛えている健康フリークな方や薬・サプリメントを服用されている方はターゲット外とした」。
レギュラーコーヒーのラインナップは、22年秋に発売した「血糖値が気になる方へ ワンドリップコーヒー」(ドリップコーヒー)に加えて、「マイルド」(180g袋)「コーヒーバッグ 水出しアイスコーヒー」の3品。
一方、飲料は「BLACK」(270mlPET)の1品で、これには食事の糖や脂肪の吸収を抑える機能があることが報告されている難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれ「プチご褒美としてスイーツをついつい買ってしまい、罪悪感に目をつぶっている20~40代女性をコアターゲットにした」。