サントリー食品インターナショナルは今年、「サントリー天然水」「ボス」「伊右衛門」「GREEN DA・KA・RA」などの基幹ブランド強化と「伊右衛門 特茶」をはじめとした健康茶カテゴリーなどの高付加価値商品群による需要創造に取り組み前年比ほぼ横ばいの4億4500万ケースを目指していく。
13日開催された決算説明会で内貴八郎SBFジャパンCEOは「価格改定による買え控えの影響で市場は3%程度落ち込むと想定しているが、我々は前年並みを計画している。価格改定によって冷え込んだ消費マインドをいかに喚起するかということに加えて、ミネラルウォーターとお茶のカテゴリーがPBに流出してまだ戻ってきていないため、それらをいかに回復するかが我々のポイント」と語る。
ブランド別では、「サントリー天然水」は、「サントリー天然水」本体で好評のコミュニケーションを進化させて、果汁入りや無糖炭酸水など「サントリー天然水」ブランドの新たな価値を提案していく。
「ボス」は引き続き“働く人の相棒”として、新商品の開発および「ボス」ならではのコミュニケーションやマーケティング活動を展開していく。
この中で「クラフトボス」は、中核となるコーヒー本体の活動強化とコーヒーの新たな需要創造に向けた新商品提案で「ボス」ブランドのさらなる成長を目指す。
「伊右衛門」は五感に訴える商品づくりやコミュニケーションなど引き続き新しい価値創造へのチャレンジを続け緑茶・無糖茶市場を盛り上げていく。
健康茶カテゴリーでは、トクホの「伊右衛門 特茶」を中心に、豊富なラインアップを活かした“健康茶統合”活動を引き続き展開していくとともに高付加価値商品としてさらなる健康生活提案を実施する。
「GREEN DA・KA・RA」は、「GREEN DA・KA・RA」本体はスポーツドリンクとしての機能感と果実などの素材を使ったすっきり飲みやすい味わいの両立を強みに独自の価値を強化。
「やさしい麦茶」は、体にやさしい素材を使った、すっきり香ばしいおいしさの麦茶として一層進化していくとともにマーケティング活動にも注力していく。