7.8 C
Tokyo
10.8 C
Osaka
2026 / 02 / 22 日曜日
ログイン
English
農水畜産業野菜中国産食材に暗雲 進む農家の高齢化と後継者不足
KNOWLEDGE WORK 20260303

中国産食材に暗雲 進む農家の高齢化と後継者不足

中国から輸入される食材は多岐にわたり、日本の食卓を支えている。農林水産省によると22年1月から11月までの輸入量の累計では、野菜の中で「ごぼう」「にんにく」「たけのこ」などで中国からの輸入が1位となっている。

その中国では22年に人口が減少に転じ、高齢化が加速している。中国の国家統計局の発表では、22年末時点の人口は14億1千175万人で前年から85万人減少した。人口減少は1961年以来、61年ぶり。国連が22年7月に発表した「世界人口推計」によると23年にはインドの人口が中国を上回り、世界最多を有する国が入れ替わると予測されている。

中国産食材を輸入しているメーカーによると、中国でも日本と同様、農業従事者の高齢化と後継者不足が進んでいる。日本食が海外へ進出していく中で、これまで中国で消費量が少なかった食材が中国国内で消費されるようになり、価格高騰に拍車をかけている。

メーカーの担当者は「食材の栽培や収穫には知識と経験が必要で、安定した品質を一定量用意するためには中国からの輸入に頼らざるを得ない。日本と中国でしか作れないものもあるため、他国を頼ることもできない」と話し「数年後には輸入が難しくなる食材がいくつも出てくると思う。当たり前のようにスーパーに並んでいる中国産食材だが、数年後には価格の高騰どころか手に入らなくなることも考えられる。そうなれば、国産食材へも波及し、品薄から価格高騰につながっていくことも予想される」と警鐘を鳴らす。

関連記事

インタビュー特集

学生が育てるアーモンドの木 明日の社会へ価値循環 デルタインターナショナル×キャンポスブラザーズ

アーモンドの世界的産地である米カリフォルニア州でも、トップクラスの供給量を誇るキャンポスブラザーズ社。日本の販売総代理店を務めるデルタインターナショナルでは、学生の手でアーモンドの木を育てて商品化することを目指す玉川大学の...

原点は休憩中に見上げたキウイ 全国で食材発掘、生産者と企業つなぐ サッポロビールの地域創生事業

 明治9年(1876年)、北海道で新たな産業を興すべく設立された「開拓使麦酒醸造所」をルーツとするサッポロビール。創業150周年を迎える今も、その“開拓”の精神は息づく。ビール会社としての枠にとらわれない発想力を武器に、事業領域拡張の最前線で奮闘する人物に迫った。一次産業を担う各地の生産者と企業のバイヤーをつなぎ、農林水産物の需要創出をサポートするサッポロビールの地域創生事業。その原点は、外食企業のコンサルティングを手がける部署で九州の拠点に配属されていた、一人の担当者のひらめきだった。

カキ養殖の展望を聞く〈前編〉 “殻付き”市場拡大 環境変化と効率化に対応 シーパジャパン・吉本剛宏社長

瀬戸内海で養殖カキが甚大な被害を受け、生鮮市場だけでなく加工メーカーや流通にも影響が及んでいる。こうした中、従来の養殖方法とは異なるシングルシード養殖法が注目されている。

繋げる、繋げる、繋げる たこ焼きコミュニケーション足掛かりに TKO・木本武宏さんが次のフェーズへ

STUDIO TAMUROはお笑いコンビ「TKO」木本武宏さんの活動拠点。木下さんの実妹・大岡真裕美さんが代表を務める「オフィスTAMURO」が運営し、トークライブや、YouTube番組作成スタジオとして利用してきた。昨年5月からは新たな活動として、毎月3日だけ営業する「たこ焼き店」がスタートした。

SST=“サミットの仕事が楽しい”へ 新たな競争軸を作る 服部哲也社長

――中期経営計画の進捗はいかがですか。― 服部 「良い×強い=最強」という言葉を掲げた中期経営計画「頂(イタダキ)2025」は、最終年度を1年延長して26年度までとした。