メイカングループが春季展示会 メーカー出展過去最大に 大河ドラマ関連品も提案

メイカングループは1日、浜松市内のアクトシティ浜松で春季展示会「Food Show2023」を開催した。今回の展示会には新規企業39社が加わり、計237社(常温117社、要冷120社)が出展。春季展示会としては過去最大規模となった。当日は主要取引先など500人が来場し、会場では活発な商談が行われた。

会場では入口に伊藤忠食品コーナー、ドライ食品コーナー、チルド食品コーナーをゾーニング。NBメーカーの新商品、注力商品を提案。地域商品では、1月から放送がスタートした大河ドラマの関連商材を品揃えた「どうする家康コーナー」「食の都静岡コーナー」を設置した。

オリジナル菓子商品「ギョー天」(メイカングループ) - 食品新聞 WEB版(食品新聞社)
オリジナル菓子商品「ギョー天」(メイカングループ)
「ザ・メイカンセレクション」では、隠れた逸品、涼味特集(これで決まりの乾麺)、チルド&フローズンの切り口で品揃え。コーナーの一部では、同社初のオリジナル菓子商品「ギョー天」の提案も行った。同商品は、地元の人気外食チェーンの「五味八珍」とコラボし浜松餃子を再現したもの。地元量販での導入で人気を集め、コンビニ大手での採用も予定されており、来場者の関心を集めていた。

小寺仁康社長は会見で、今期(2023年9月期)第1四半期について「売上高103.5%、営業利益138.4%、経常利益124%と良い滑り出しだった」と述べ、「消費者はウイズコロナでの買い物に慣れたのか、値上げによる消費マインドは想定よりも下がっていない。同期間で前年実績をクリアした得意先さまが増えてきている」と分析した。

通期については「2月以降の値上げの影響を危惧してはいるが、本当に必要なものは購入されるはず。グループスローガンである「破れない壁はない」のもと、全社一丸で売上高200億円突破を目指したい」とした。