大阪海苔協同組合は節分の日の3日、大阪天満宮(大阪市)で海苔チャリティセールを開いた。会場設営中の1時間半前から、早くも海苔を求める人たちが並び始め、開始の9時半には大行列となった。
焼き海苔10枚入を200円(一部プレミアム300円)、味付け海苔が入った福袋を500円で販売。それぞれ5千400セット、500セットを用意したが1時間余りで売り切れた。
組合の海苔業者は「久しぶりの開催ということに加え、有明不作のニュースが一般の人にも知られるようになり、購買を促したのでは」と話していた。
コロナ前に行っていた1千人の巻寿司丸かぶりは中止となったが、神主のお祓いに続き、招福娘3人が恵方の南南東を向き丸かぶりした。
稲野達郎副理事長(大森屋社長)は「多くの人に海苔が求められていることが分かった。厳しい状況だからこそ、海苔を付加価値のあるものとして自信をもって販売していきたい」と強調した。