旭食品が「フードランド」 高知で初の1月開催

旭食品は19、20の両日、高知ぢばさんセンター(高知市)で「フードランド2023」を開いた。高知で1月に開催するのは今回が初めて。2日間で約1千200人の来場を見込み、得意先の地域によって日時を分けることで集中するのを避けた。

出展メーカーは前回より6社多い349社。内訳は市販食品119、菓子38、酒類28、チルド43、市販冷食22、業務用冷食20、業務用食品19、水産・市乳・冷菓10、地域メーカー50。

「『日本一頼りがいのある問屋』を目指して『脱・問屋』へ」をメーンテーマに掲げ、複数にまたがるカテゴリーの共通企画として「サステナブル&SDGs」「プラントベースフード」「お米に注目」などを展開した。このうち「サステナブル」についてはオーガニックワイン、紙パッケージの食用油や飲料、食物アレルギーやグルテンフリーに対応した商品などを提案。

このほか、人気が続く韓国メニューやブームになりそうなベトナム料理、光熱費抑制につながる半生菓子、アウトドアと自宅で利用できる肉用スパイスなど、随所で需要喚起を狙った商品提案に力を入れた。また、「えいもん紹介」「おすすめ商品」など地域商材を幅広く揃え各部門で展開。「得意先と一緒になってほかにない商品を開発し、差別化につなげる。そのため『探して、つくる』をキーワードに、地域メーカーの出店を増やした」(商品統括本部・久郷正人本部長)。

なお、会場ではペットボトルのキャップを収集するコーナーを設けたり、不要となったサンプルの提供をメーカーに呼び掛けたりとSDGsにつながる活動にも注力した。